17歳になられた悠仁さま。紀子さまは“次代の国母”の重圧から、時に「あなた方に休日はありません」と職員を叱咤される。そんな中、悠仁さまの進学先として急浮上したのは、かねて囁かれてきた東大や東農大ではなく、ある地方都市の国立大学だった――。
宮崎県北西部、1000メートルを超える名峰が連なる九州山地に抱かれた山村、東臼杵郡椎葉村(しいばそん)。急斜面沿いのわずかな可住地に点在する集落で育まれた独自の食文化や農法、祭祀の風習が残る、人口約2300人の秘境の村だ。
若葉も萌えいづる4月5日。村の山中に佇む一軒の民宿に、囲炉裏を囲み、談笑しながら夕食を摂る3人の家族連れの姿があった。ずらりと並べられたのは、うどや蕨、タケノコといった季節の山菜、煮しめや天ぷらに、村のダムで獲れた鰻……。季節の恵みを生かした女主人自慢の料理は、17皿に及んだ。

せっかくの食事を無駄にするまいと、両親は全ての皿に箸を運んだものの、完食には至らず。しかし、父親と同じくらいの背丈になった青年は、それらをきれいに平らげた。民宿を手伝う村民が配膳するたび、感謝の言葉を伝えるのを忘れなかったという。
青年はいずれ、この国の「象徴」となることが定められている。皇位継承順位第2位、秋篠宮家の長男・悠仁さまである。
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皇室に41年ぶりに誕生した男児が、晴れやかな笑顔の紀子さま(56)の腕に抱かれてから17年。9月6日、悠仁さまは17歳の誕生日を迎えられた。
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source : 週刊文春 2023年9月14日号