野田氏の辞書に「説明責任」という言葉はないのか。次官のセクハラ問題では舌鋒鋭く財務省に迫っていたが、今回の金融庁圧力疑惑を巡る対応は対照的だ。そして小誌取材で明らかになってきた夫・文信氏の関与。総裁選に出馬するなら、逃げ続けることは許されない。
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野田氏は目を剥いて「ございません!」
7月20日朝、閣議後の会見に臨んだ野田聖子総務相(57)。険しい表情のまま、事前に準備していた手元の紙を読み上げ始めた。
朝日新聞が19日朝刊で報じた「金融庁への圧力疑惑」。質疑応答が20分を超え、随行職員が「次がありますので」と打ち切ろうとしたその時、朝日の記者が質問を投げかけた。
――金融庁の問題で夫の文信さんがやっぱり関わっているという認識ですが。その点、大臣もう一度……。
「ございません!」
目を剥いた野田氏はそう言い切り、会見場を後にした。野田氏が血相を変えた“夫の名前”。彼こそ、圧力疑惑の張本人なのか――。
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source : 週刊文春 2018年8月2日号