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“恫喝文書”も ボクシング連盟・山根会長と「週刊文春」の一年戦争

「週刊文春」編集部
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「週刊文春で書かれた、あれはウソばっかりや」

 ここに約2時間にわたる音声がある。今年5月27日、新大阪ワシントンホテルプラザで開かれた日本ボクシング連盟(以下・連盟)の理事総会の様子を録音したものだ。幹部らが運営状況などを報告した後、連盟の“ドン”、山根明会長(78)が小誌の批判を始めると、場内は緊張に包まれたという。

◆ ◆ ◆

 都道府県連盟の幹部や関係者ら300人以上が、日本オリンピック委員会(JOC)や関係省庁に、連盟内部の不祥事について告発状を送ったのは7月27日のこと。そこには、助成金の不正流用など、実に10以上の不正が詳細に書かれていた。

 小誌が昨年8月10日号で〈村田諒太を私物化する「ボクシング連盟のドン」〉と題した記事を掲載したのがすべての始まりだった。山根会長のワンマンぶりや、ロンドン五輪金メダリスト・村田諒太選手のプロ転向を巡って、「2年間で2000万円」が村田選手の所属ジムから連盟に支払われた問題を報じたのだ。

昨年8月10日号

弁護士から届いた“奇妙な文書”

 それ以来小誌を目の敵にしてきたのか、今年6月には連盟の代理人弁護士から奇妙な文書が届けられた。近く「連盟についてのゴシップ記事が掲載されるとの情報提供があった」として、どんな記事が出るのかを問うた挙句、「差し止めの仮処分」や「損害賠償請求」をチラつかせる“恫喝文書”である。

今年6月に届いた“恫喝文書”

 昨年の記事でも小誌に証言した、連盟の元理事兼会長秘書の澤谷廣典氏が改めて語る。

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source : 週刊文春 2018年8月9日号

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