「永野さんについては、正直、ここまでやってくれるとは思わなくて、びっくりしています。彼女は、ただのかわいいアイドルではなくて、大竹しのぶ! でした。凄い女優です」
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロイン永野芽郁(めい)(18)の演技をそう絶賛するのは、脚本を手掛ける北川悦吏子氏だ。
◆◆◆
20%超の高視聴率を維持する中、お茶の間を騒然とさせたのは、8月1日の放送。永野演じる鈴愛(すずめ)が娘の誕生日に、映画監督の夢を諦め切れない涼次(間宮祥太朗)から離婚を切り出される。鈴愛は「死んでくれ……死んでくれ、涼ちゃん。そしたら、許してあげるよ。別れてあげるよ」と涼次に言い放ち、激高して食器を投げつけたのだった。
視聴率22.1%を記録し、ネット上では“神回”とも呼ばれた。その舞台裏を北川氏が明かす。
「私としては夢中に書いていて自然に出ただけのセリフです。あのシーンは役者の力量も大きいと思います。実は私のホン(脚本)やリハでは、次に(娘の)カンちゃん(山崎莉里那)が入って来るカットがあって危ないので、ザルなど割れないものだけ飛ばす、という約束でした。しかし気持が乗っかった永野さんが思わず、本物の皿を投げてしまった。カンちゃんも6歳にして女優。俄然、張り切っていたそうです」
物語ではシングルマザーとなり、故郷の岐阜に帰った鈴愛。母親の晴(松雪泰子)とも再会を果たした。
2カ月99円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
99円/最初の2カ月
3カ月目から通常価格2,200円
期間限定
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2018年8月16・23日号