穏やかな広島湾が目の前に広がる広島市佐伯区・みずとりの浜公園。今年4月30日午後0時40分、公園を散歩中の男性が発見したのは、両腕がない上半身だけの無惨な男性の遺体だった。
広島県警は10月1日、広島市佐伯区の住宅で一昨年10月に植木秀俊さん(当時70)の遺体を切断後、海などに捨てたとして、渡部大地容疑者(31)を死体損壊などの疑いで逮捕した。
切断現場となった住宅には渡部の祖母が暮らしていたが、当時は不在。渡部は祖母宅で「植木さんと二人きりになった」と容疑を認めているという。
渡部は1992年生まれで、地元広島の小中学校を卒業。逮捕時はパートで勤務していた。身体の線が細く、ファッションには気を遣わないタイプ。無精ひげを伸ばしたまま歩く様子が近隣住民に度々目撃されている。
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source : 週刊文春 2023年10月19日号