「才賀に虚言癖があることを知らなかったので、あびるさんは『とんでもない母親だ』と信じ込んでいました。そして、娘のAちゃんは『母親に愛されていない可哀想な子』なんだと。しかし、今年に入って才賀の嘘が次々に発覚し、私が騙されていたことが分かりました。あびるさんは才賀に『(Aちゃんを)洗脳したのはあなただから、あなたが解いて』と言っています。気持ちは分かります。あびるさんに非はありません。でも、このままでは……」
こう重い口を開くのは、あびる優(37)の元夫で格闘家・才賀紀左衛門(34)の元事実婚妻のエリさん(34)だ。
「週刊文春」はこれまで、あびると才賀の長女Aちゃんをめぐる問題を度々報じてきた。2人は2014年に結婚し、翌2015年にAちゃんが誕生するも、2019年に離婚。当初、親権は才賀が持ったが、あびるは離婚した直後に親権変更とAちゃんの引き渡しを求める調停を申し立てた。
その後、2021年4月に東京高裁であびるへの親権変更とAちゃんの引き渡しが確定した。しかし、任意の引き渡しは「Aちゃんが嫌がっている」という理由で才賀が拒否。同年7月に行われた直接強制執行では「ママに捨てられた」などとAちゃんが泣き出してしまったため執行不能に終わった。以来、才賀は実効支配する形でAちゃんと暮らし、“違法連れ去り”状態が続いている。
あびると別れた才賀が次のパートナーに選んだのがエリさんだった。2人は2022年6月に事実婚を公表。同年10月には息子B君が誕生した。しかし、2023年4月にエリさんは息子と共に別居。同年7月には事実婚の解消を発表したのだった。
目まぐるしく変わる環境の中で、Aちゃんは一体どう過ごしているのか——。多くの人が、まだ幼い少女の状況を案じている。そんな中、エリさんが「週刊文春」の取材に応じ、Aちゃんが置かれている凄まじい状況を初めて証言した。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル