三田佳子がかつて語った次男覚せい剤逮捕 「ドラマを見るような感覚でした」

「週刊文春」編集部
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 90年代前半、納税者番付の俳優・タレント部門で4年連続ナンバーワンとなるなど、トップ女優として活躍していた三田佳子(70)。しかし98年、未成年だった次男が覚せい剤取締法違反で逮捕され、彼女を取り巻く環境は激変した。(週刊文春 2012年5月3日・10日号)

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「私は全部オープンです。何をお聞きになりたいか分かりませんが、隠していた秘話なんてありませんよ」

 都内自宅近くのカフェ・レストラン。指定席というソファーに身を沈め、薄いブルーのサングラスをそっと外すと三田はそう言って記者をじっと見つめた。

 事件当時、三田が「母が女優ということで(次男の事件が)報道されてかわいそう」と語ったり、「月に50万円」という常識はずれの小遣いの額が明らかになるなどして、三田本人がバッシングの対象となった。

「自分自身、足りないところがあったからボロボロに言われたんだと思います。死にたいと思ったこともありますよ。家族みんなが長いこと苦しみました。

 それでも生きることは嫌いじゃないし、私はどこか普通じゃないところがあるんです。あの事件の渦中の時も、当事者なのにフッと俯瞰して客観的に見ている自分がいるんです。ドラマを見るような感覚というか。だから記者の人たちも全く憎いと思わなかった」

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source : 週刊文春 2012年5月3日・10日号

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