『半分、青い。』「炎上する覚悟はできていた」

「週刊文春」編集部
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 最終回を迎えた朝ドラ『半分、青い。』。脚本家の北川氏は“王道”ではない物語に「ごめん、数字取れないかも」と制作側に伝えていたという。だが結果は、視聴率21%超の大ヒットだった。衝撃、悲嘆、感動の名場面を撮影秘話とともに半分どころか、全部紹介!

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「芽郁ちゃんのオールアップ(その役の撮影終了)は、最終話のラスト直前の場面でした。鈴愛が高校時代に欲しいと言っていた“雨の音が綺麗に聞こえる傘”を律からもらい、その傘を差したくて雨を待つ――。このラストカットをモニターでチェックした後、サプライズで用意した思い出VTRを流したんです。芽郁ちゃんは号泣してくれて……。

 今回、クランクアップの場面を非公開にしていたのですが、彼女は挨拶で『すごく大変で、自分でも笑えてないなと思うぐらい辛い時もあったけど、皆と一緒だから頑張れた』ということを飾らない言葉で話してくれて、スタッフ一同、ジーンとしてしまいました」

北川氏は「えっ!と思う回があってこそ、神回がある」

 そう振り返るのは、9月29日に大団円を迎えたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』のチーフプロデューサー・勝田夏子氏だ。

 ヒロイン・鈴愛を演じた永野芽郁(19)や、彼女の幼馴染・律を演じた佐藤健(29)の好演、脚本家の北川悦吏子氏による「神回」予告なども話題を呼び、最終話は視聴率23.5%を記録。一方、視聴者の間では朝ドラらしからぬ設定や展開の速さ、生々しい感情表現が時に“炎上”を招き、賛否両論も呼んだ。

左:幼馴染・律役の佐藤健/右:ヒロイン・鈴愛役の永野芽郁

「神回」第1位はあの場面!

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source : 週刊文春 2018年10月11日号

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