箱根駅伝 東洋大選手から「殴られ『マジ死ねよ』」 陸上部1年生が実名告発

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 スポーツ

「東洋大学の陸上部には憧れの選手もいたので、自分も箱根駅伝で活躍したいなと思い、入学を決めました。でも上級生からの度重なる“指導”に耐え切れなくなり、半年で逃げ出してしまった。陸上部に馴染めなかった自分にも非はありますが、あそこまでの暴力をふるわれる理由はなかったはずです」

 今年9月まで東洋大陸上部に所属していた橋本龍君(18)は本誌の取材に実名を明かし、こう告発する。

◆ ◆ ◆

 東洋大学陸上競技部(長距離部門)といえば、いわずとしれた箱根駅伝の常連校。酒井俊幸監督(42)が就任した09年以降、優勝4回。前回大会まで3年連続総合2位を獲得している。

 埼玉県出身の橋本君は、中学時代、3000メートルの全国トップの記録を樹立。高校時代も全国上位のランナーとして期待を集め、今年4月、陸上部の特待生として、東洋大学に入学したばかりだった。

「次、ミスしたら坊主にしますと言え」

 橋本君を悩ませる上級生の“指導”は入部直後から始まった。橋本君が語る。

「埼玉県川越市にある陸上部の寮には4年生まで、数十人が住んでいます。毎晩、1年生は、寮の掃除などの仕事をこなさないといけません。僕はトイレや風呂場などの掃除の仕方が下手で、注意されることが多くなりました。また練習中にも挨拶の仕方などで怒られることもあった。4月中に、3年生で箱根駅伝にも出場していたA先輩から怒られた際に、寮で足を蹴られました。他にも上級生から『次、ミスしたら坊主にしますと言え』と強制され、反省の意を示すために坊主頭にすると、今度は『なんで坊主にしたんだ!』と怒られました」

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 1

  • 1

  • 0

source : 週刊文春 2018年10月18日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

新規登録は「初月300円」から

今すぐ登録する≫