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テレ東「池の水ぜんぶ抜く」でボラ3000匹が大量死 キレイな池にするはずが…

「週刊文春」編集部
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「1000匹のボラ・モンスターとの戦いだ!」と捕獲を始め、「大量の生物を海に帰した池は、きっとキレイな姿に戻ることだろう」と締め括った番組。だが2日後、確認されたのは大量の死骸だった。水を抜く妥当性はあったのか。名物Pが手掛ける低予算バラエティの真実。

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10月14日放送「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」テレ東系より

「大村公園でたくさんの魚が傷つき死んでいるのを目撃して、私は非常に悲しかった。水を抜かないと番組は成立しないのかもしれませんが、今回の水抜きが大村の自然環境のためになったとは到底思えません」

 こう話すのはNPO法人「おさかなポストの会」の山崎充哲代表だ。山崎氏は複数の動物番組の監修を手掛けたほか、東京都のレッドデータブック選定委員も務める魚のプロ。レッドデータブックとは絶滅の危険性が高い動植物の生態を解説したデータ集だ。

山崎氏は産経児童出版文化賞「大賞」も受賞

 そんな山崎氏が問題視するのが、テレビ東京の人気番組「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」。

 番組は2017年の初放送以来、“低予算ながら独自視点”というテレ東らしさで視聴者の関心も高く、この春、不定期放送から月イチのレギュラーに昇格した人気バラエティである。手掛けるのは「モヤモヤさまぁ~ず2」などを作った同局バラエティのエース、伊藤隆行プロデューサー。昨年11月の放送では視聴率が12%超を記録し、裏のNHK大河を上まわったことでも話題を呼んだ。

「池の水を抜いたら何が出てくるんだろうという単純な発想が逆に斬新で、池の水を抜いてきれいにし、迷惑な外来生物を駆除するという“エコな番組”という建付も、家族で安心して観ることができる。テレ東の小孫茂社長も昨年9月の定例会見で『知恵を絞って生まれた企画を通じ、テレビにはまだまだ出来ることがあるということを改めて痛感している』と絶賛していました」(放送記者)

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source : 週刊文春 2018年11月8日号

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