「イッテQ!」は宮川大輔「祭り企画」をデッチ上げた 日テレ看板番組に重大疑惑

「週刊文春」編集部
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 4年連続「視聴率3冠」に輝く日本テレビを牽引する日曜夜8時の「世界の果てまでイッテQ!」。中でも、宮川が世界中の過激な祭りに参加するコーナーは大人気企画だ。だが、5月20日放送の「橋祭り」に「そんな祭りは存在しない」と疑問の声が。小誌記者はラオスに飛んだ。3週間に及ぶ現地取材で浮かび上がった「やらせ」の驚くべき実態とは。

宮川大輔

◆ ◆ ◆

「日本の視聴者だけではなく、何よりラオス国民を馬鹿にした番組作りで、日本人として恥ずかしい。東京在住の友人から問い合わせが多かったので録画映像を取り寄せてみたところ、仰天しました」

 東南アジアの小国、ラオスの首都・ビエンチャン。この地に赴任して数カ月という日本人の駐在員が怒りの矛先を向けるのは、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」(以下、「イッテQ!」)だ。ウッチャンナンチャンの内村光良をメイン司会に、ジャニーズの手越祐也、芸人のイモトアヤコらが、体当たりの海外ロケに挑むバラエティ番組である。

内村と手越は「祭り企画」に参加したことも

モットーは「ウソとヤラセの完全排除」

 2007年に始まった「イッテQ!」は、12年に年間視聴率1位を獲得。現在も20%超の視聴率を連発するなど、日テレの看板番組としてお茶の間に定着している。

「5年連続で視聴率3冠を死守したい日テレにとって、日曜ゴールデンタイムは非常に重要。日曜夜は、『笑点』で高齢者、『ザ!鉄腕!DASH!!』と『イッテQ!』で子供から親世代まで取り込み、『行列のできる法律相談所』まで高視聴率を繋げたい。中でも『イッテQ!』はエース格の番組。日曜夜に視聴率を稼ぐことで、翌週の番組にもいい影響を与えられるのです」(日テレ関係者)

「イッテQ!」は放送文化の発展と向上に貢献した番組に贈られるギャラクシー賞を2度にわたって受賞。従来のバラエティ番組とは一線を画した番組作りが高い評価を受けている。

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source : 週刊文春 2018年11月15日号

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