先週号で報じた「橋祭り」デッチ上げ疑惑は大騒動に発展した。日テレは現地コーディネート会社に責任をかぶせ、「やらせ」を否定。そんな折、小誌に寄せられた新疑惑――。NEWSの手越祐也が参戦した「カリフラワー祭りinタイ」の実態を現地で徹底取材した。
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「最大の問題は、番組が他国の祭り、文化を捏造したことです。もし海外メディアが韓国の祭りを東京で開催したら、日本人はどんな反応をするのか。そう考えたらいかに失礼かわかるはずです。それに番組によるでっち上げのケースは、『ラオス橋祭り』だけではなく、他国でも存在します。その一つが昨年2月に放送されたタイの『カリフラワー祭り』です」(番組関係者)
「優勝したら1人2000バーツ」
タイの首都バンコクから、車で北上すること6時間。
避暑地で知られるペッチャブーン県の外れにあるサイヨン村に、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」のロケ隊が降り立ったのは昨年1月14日のことだった。その日、約200人の村人が集まり、ある“祭り”が行われたという。約1カ月後の昨年2月12日、「イッテQ!」10周年の2時間特番において「宮川手越2人で挑む奇祭カリフラワー祭り」としてその模様が放送された。
〈ここ、ペッチャブーンはカリフラワーの名産地。年に一度、その収穫を祝う祭りが開かれる〉
〈年に一度の祭りとあって村中の人が集まってきた〉
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source : 週刊文春 2018年11月22日号