石田純一「表紙ギャラ未払い」岩城滉一「会ったら殴る」 ちょいワル雑誌編集長の“極悪”倒産

「週刊文春」編集部
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 バブルを引きずるシニア向け雑誌を次々立ち上げ、“ちょいワルオヤジ”などの流行語を生んだ名物編集長・岸田一郎氏。だが、昨年創刊した雑誌を突然放り出し、優雅なリタイア生活を送り始めたため、関わったタレントやスタッフからは悲鳴が続々と上がって――。

岸田氏の近影(フェイスブックより)

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「最新号は校了作業を終え、印刷を待つのみでした。そこで突然の印刷ストップ。さらには休刊・倒産発表。社員をはじめ印刷所、編プロ……、総額1億3000万円を超える負債を残しながら、十分な説明も謝罪もなく、みんな途方に暮れています」(制作スタッフ)

 10月16日に突然の休刊が発表された月刊誌『GG(ジジ)』。11月6日には版元のGGメディア株式会社が破産開始決定を受けた。同誌の仕掛け人は、これまで数々のシニア向け人気雑誌を世に送り出してきた岸田一郎氏(67)だ。

 岸田氏は世界文化社でファッション誌『Begin』『MEN'S EX』を編集長として立ち上げ、主婦と生活社へ移籍。2001年に創刊した男性ファッション誌『LEON』は、タレントのジローラモ(56)を表紙モデルに起用し、コンセプトの“ちょいワルオヤジ”が流行語になるなど一世を風靡した。

一時代を築いた『LEON』

「『LEON』は、一号あたりの広告収入が一億円を超え、部数も7万部台をキープ。『掲載された商品は完売する』という伝説も作りました。他にも女性ファッション誌『NIKITA』を創刊するなど、ファッション・出版業界では知らぬ者がいない名物編集者です。本人もイタリアブランドを着こなし、ポルシェのカレラ4を乗り回すなど“ちょいワルオヤジ”を体現。SNSのフォロワーは2000人を超え、百貨店のアドバイザーや講演を多数こなすなど、シニアのファッションリーダー的存在になっています」(広告代理店関係者)

 そんな岸田氏が満を持して立ち上げたのが『GG』だった。16年9月に旅行代理店H.I.S.などの出資を受け、版元のGGメディアを設立。岸田氏も取締役に名を連ね、鳴り物入りで『GG』は創刊された。

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source : 週刊文春 2018年11月29日号

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