谷村新司 息子のトイレ盗撮で家族離散の哀歌 国民的歌手に何が

「週刊文春」編集部
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「昴」や「サライ」など数々の名曲を生み出した歌手・谷村新司。故郷や家族への想いを歌い上げてきた男が今、人知れず懊悩しているという。発端は昨年、事務所内で息子が犯した“ある事件”。事態を知った谷村は「本当にやるせない」と声を震わせたのだった――。

◆ ◆ ◆

「原因を作ったのは崇(仮名)だし、それでどれだけの人に迷惑をかけているのか。こんなことを2回もして。1回目ももちろんそうだけど2回目をやった時は何を考えているんだ、と思った。死に物狂いで働け、と言っていたのに……」

 今から1年ほど前、緊迫した空気の中、男は低音を震わせながら謝罪の言葉を紡いでいた。声の主は歌手の谷村新司(69)。続く言葉を事務所の関係者は固唾を呑んで見守っていた。

コンサートでも「昴」は定番

「親としてやるせない。本当に申し訳ありません」

 そう口にすると、谷村は目に涙を浮かべながら頭を垂れたのだった――。

 1970年代にフォークグループ「アリス」のメンバーとして一時代を築き、ソロになってからもNHK紅白歌合戦に13年連続で出場した谷村。80年に発売した「昴」は60万枚の大ヒットを記録し、『24時間テレビ「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)のテーマ曲「サライ」も老若男女に知られた名曲だ。来年には「アリス」の活動再開という一大プロジェクトも控えている。

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source : 週刊文春 2018年11月29日号

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