カリスマ社長の手腕で一時V字回復したが、いまや減収減益で内部もボロボロのHTB。8年で幹部クラスは半分以上が辞め、1000人を超える職員が退職。職場では、虎の威を借るパワハラ女帝が吠えまくる。罵倒され続けた社長代理は適応障害でついに出勤不能に――。
◆ ◆ ◆
「明日閉めなさい! 私が閉めろと言ったら、閉めるんだよぉ!」
両手の人差し指を突き立てながら、鬼の形相で叫ぶ60がらみの女性――。長崎県佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス(以下、HTB)」の顧問にして、パークの“女帝”として恐れられるS女史だ。
彼女が強い口調で叱責するのは、社長代理のA氏(40代)。A氏は度重なるS女史のパワハラにより精神を患い、現在は出勤不能状態で自宅で過ごしている。小誌記者が佐世保市の自宅マンションを訪ねるとA氏が対応した。猫背でくたびれた表情ながら、小誌記者の質問にこう答えた。
「悔しいですよ。僕の前の役員などはほとんど辞めてしまった。部下に任せてくれる体制を……」
――社長とSさんの関係性を改善すべき?
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source : 週刊文春 2018年12月20日号