腎臓を揉むことを薦める本がベストセラーになっている。ふだん意識することの少ない臓器だが実は患者は多い。治療中は「安静」が基本だったものの、最近になって運動で腎機能が回復することがわかってきた。医学界の注目を集める最新のリハビリ療法を紹介する。
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『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』(アスコム)という本が売れている。
〈1日1分! 自分でできる簡単マッサージで腎臓を整え、弱った体を修復〉という謳い文句のもと爆発的な売れ行きで、現在25万部を突破しているのだ。
この本の監修者で、金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長の内野勝行医師はこう強調する。
「腎臓という地味な臓器について、これほどわかりやすく解説した本は今までなかったと思います。腎臓病を未病の段階で食い止める、いわば予防の可能性をこの本は示しているんです」
確かに、がんや心臓病、脳卒中などの病気に比べて腎臓病は、クローズアップされる機会が少ない。しかし、実は多くの人が悩んでいる病気でもある。日本腎臓学会の調べでは、1330万人、つまり日本人の8人に1人が慢性腎臓病に罹患しているという。
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source : 週刊文春 2017年7月20日号