薄毛の症状で非常に多いのが、男性ホルモンが原因の「AGA(男性型脱毛症)」だ。「男性型」とあるが女性にも起き得る。特に女性の場合は治療法が限られ、やっかいだ。ただ、近年は男女問わない画期的な治療法も開発されつつある。最新の“発毛事情”に迫った。
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近年、薄毛に悩む人が増えている。男性だけでなく女性でも20代、30代から「抜け毛が増えた」「地肌が透ける」など髪の変化を気にする人が多い。その数は男女合わせて4200万人以上とも言われる。そのため、さまざまな育毛剤などが市販されているが、現在の「医療」で薄毛や脱毛はどこまで治るのか。最先端の治療法を取材した。
脱毛の種類はいろいろあるが、患者数が非常に多いのは、男性ホルモンにより薄毛が進行する「AGA(男性型脱毛症)」だ。
男性の発症ピークは20代後半から40代。60代になると、“2人に1人はAGA”といわれる。
女性にも男性ホルモンがあるためAGAになる。ただ、男性とは発症しやすい年齢や抜け方が異なる。女性がAGAになりやすいのは閉経前後。男性が左右の生え際や頭頂部から抜け始め、徐々に毛穴が減ってつむじもわからなくなっていくのに対し、女性は頭頂部の広い範囲が薄くなる。
このAGA対策として、現在、臨床研究が進み、注目されているのが、「再生医療」の分野だ。
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source : 週刊文春 2017年3月2日号