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ライバルが認める「がん手術の達人」68人 肝胆膵がん・乳がん・肺がん編[保存版リスト]

鳥集 徹
ライフ 医療 ヘルス

日本では、どんなに高名な医師であっても決して遠い存在ではない。どの地域に住んでいても希望する医師がいるのなら受診することは可能だ。今回は、「がん手術の達人」の後編。肝胆膵がんや肺がんなど難易度の高い手術の名手として知られる68人を紹介する。

◆ ◆ ◆

「理事長になっても手術をやるという約束で、当センターに移りました。現在61歳で、まだ技術も体力もあるから、メスを置くには早すぎると思っています。肝胆膵がんの手術ができる態勢をより充実させていく予定なので、一般の患者さんにも、ぜひ遠慮なく受診していただけるように書いておいてください」

 そう話すのは、今年4月に東京大学医学部附属病院肝胆膵外科の教授から、国立国際医療研究センターの理事長に転身した國土典宏医師だ。

国立国際医療研究センターの國土理事長

 肝胆膵外科の名手として知られるだけでなく、昨年までは、日本外科学会の理事長も務めた。そのような立派な肩書を持つ医師の名前を挙げられても、「一般の人は診てもらえないのでは?」と思うかもしれない。

 だが、そんなことはない。とくに外科医は、自分にメスをふるう技術と体力がある限り、手術を続けたいと話す人が多い。今回のリストにも有名大学や有力病院の医師の名前が並んだが、「一般の患者さんも遠慮なく受診してほしい」と明言する医師がほとんどだ。

 それに、高度な判断や技術が必要な病気ほど、専門を究め経験豊富な医師に診てもらったほうがいい。もしリストに挙がっている医師に診てもらいたい場合には、現在の主治医に「○○先生のセカンドオピニオン(第二の意見)を聞きたい」と申し出て、紹介状を書いてもらうと、診てもらいやすくなるだろう。

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source : 週刊文春 2017年8月31日号

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