日経平均は2万円近辺を行ったり来たり。投資家からは「面白みがない」という声も聞かれるようになった。はたして株や債券以外に適当な投資先はないものか。今回は、空前のブームに沸くビットコインから高級ワインまで、もうひとつ別の投資の世界を覗いてみた。
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AI投資は高リスク型で年20%アップ
将棋や囲碁の世界でAI(人工知能)がトッププロを破るほど進化したように、投資の世界でもAIの能力が格段に高まり、運用を任せる時代が到来しつつある。
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米国株式市場では、ダウ平均株価が数分間に1000ドルも暴落する「フラッシュ・クラッシュ」と呼ばれる現象が起きているが、これはAIによる自動売買が増えたためだと見られている。
「AIは急速に進歩しており、大手投資銀行のゴールドマン・サックスもトレーダーを減らし、AI取引を増やしていると言われます。
投資用に開発されたAIは企業のリリースやネット上のニュースサイト、果ては掲示板まで巡回し、言葉に反応して売買するものもある。最近は、経営者などのインタビュー動画を認識し、『表情や声色から真意を判断するレベル』だという大手投資銀行まで現れました。
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source : 週刊文春 2017年9月28日号