6月21日23時、都内の住宅街にあるコインパーキングに滑り込んだ1台のクルマ。中から出てきたのは、フィギュアスケーターの村元哉中(31)だ。横に寄り添う男性とピッタリ息の合った足取りで自宅マンションへ消えていった彼女だが、この男性には、妻子があり――。
男女ペアで氷上を舞うアイスダンス。2014年にシングルから転向した村元は、平昌五輪で15位(日本史上最高位タイ)など、輝かしい成績を収めてきた。
「中でも注目を集めたのは、20年に五輪銅メダリストの髙橋大輔とカップルを結成したことでしょう。髙橋選手は当時33歳でしたが、村元選手からのオファーでシングル競技からの転向を決断。この年の全日本選手権で2位になり、世間に『かなだい』ブームを巻き起こしました」(スポーツ誌記者)
22年には四大陸選手権で日本勢初の銀メダルを獲得、さらに23年の世界選手権では日本史上最高タイの11位に。名実ともに2人は日本アイスダンス界の黄金カップルとなった。
「アイスショーも人気で、22年には“愛と解放”をテーマにしたショーナンバー『Love Goes』を披露。今年のショーでは、初めて2人で振り付けをしたプログラム『Symmetry(シンメトリー)』で観客を魅了しました」(同前)
3シーズンをともに戦い、昨年「かなだい」は揃って競技からの引退を表明。村元は会見で「大ちゃん(髙橋)以上のパートナーはいない」と語り、その後もプロスケーターとして髙橋とアイスダンスを続けていくと宣言したのだった。
情熱的なキスが車中で始まった
現役生活の終盤で、髙橋という最高の相棒を得た村元。しかし引退から1年、彼女が私生活で選んだパートナーは、すぐには“カップル結成”が許されないお相手だった――。
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source : 週刊文春 2024年7月18日号