アイドル時代には「スケバン刑事（デカ）」として悪に立ち向かった南野陽子。だが、数々の悲恋を越えて結ばれた“実業家”の夫が立て続けにトラブルを起こし、女優業にも悪影響が出ているのだ。仮面に隠された夫の素顔を知り、「許さんぜよ！」と言える日は来るのか――。

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　銀座で開業して3カ月のクリニックに、未払い金の督促電話が掛かってくるようになったのは昨年10月末のことだった。クリニックの理事のAさんが振り返る。

「最初はオープンの際に関わってくれた、配線の業者や医療機器の設置業者から督促があった。そこで、お金の管理を任せている事務長のXに聞いたところ、『全部支払っている』と説明されました。しかし、その後も医薬品や電子カルテの業者、さらにはクリニックの家賃や従業員の年金、社会保険料まで、督促の通知が次々と届き始めた。事務長に騙されていたのです……。私たちは彼を近々、刑事告訴します」

　クリニックは理事長に医師、理事に医師の妻のAさん、事務長をX（47）の体制でスタートした。

「私たちは愛知県に医療法人を持っていたのですが、東京で勝負してみようと、Xがそれまで経営していた銀座の病院を居抜きの形で開業しました。Xは元々知り合いで、病院経営のノウハウを持っているというので信用していたのです。『金の管理は任せてほしい』と言われたのでXに通帳と印鑑を預けました」（Aさん）

　だが、業者などへの未払いが次々と発覚する。AさんはXを問い詰めた。

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3. 南野陽子　夫の「横領」「暴行」で女優生命ピンチ