兵庫県西部の内陸部、神戸市から車で1時間半ほどかかる上郡町の林間に、西播磨県民局は置かれている。
3月25日、未明からの小雨でひんやりと湿った庁舎に、ある“指示書”を手にした兵庫県副知事・片山安孝の姿があった。
県ナンバーツーの突然の来訪に驚く職員らを尻目に、副知事は県民局長室で部屋の主、X氏と対面する。
午前10時45分。
長時間の尋問が始まった。
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source : 週刊文春 2024年9月5日号