「代理店になった方が良いと思います。仮想通貨の世界のコミッション(販売手数料)って異常なんですよ。25%入るんですよ」
17年11月4日、インターコンチネンタルホテル大阪28階のクラブラウンジ。ダメージジーンズにブーツを合わせ、サングラス姿で登場した歌手のGACKT(45)はあの美声で熱弁を振るっていた――。
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GACKTと言えば、主演映画「翔んで埼玉」が大ヒット中。埼玉県民が東京都民から迫害を受けているという“仮想世界”が舞台で、公開から1カ月で興行収入25億円を突破した。
そのGACKTが“現実世界”でトンデモない関わり方をしていたのが、仮想通貨「スピンドル」だ。
「仮想通貨業者のブラックスターが手掛けていたのが、スピンドルを発行し、事業資金を集めるICO(イニシャル・コイン・オファリング)と呼ばれるビジネスです」(金融庁関係者)
だが金融庁は17年10月27日、ICOには価格の下落と詐欺のリスクがあると呼びかけていた。その僅か1週間後、開かれたのが、冒頭の“商談会”である。小誌は今回、その音声データを入手した。
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source : 週刊文春 2019年4月4日号