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欅坂46イジメ 運営会社代表が強要した“涙の卒業セレモニー”

「週刊文春」編集部
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「今回の件、運営は箝口(かんこう)令を敷きました。『何か記者に質問されたときは連絡するように』とメンバーへの全体LINEでお達しが来ました」(運営関係者)

 4月13日、「週刊文春デジタル」が報じた欅坂46イジメ事件。昨年卒業した人気メンバー・今泉佑唯(20)の脱退理由が他メンバーからのイジメにあった事実、そして主犯格5人がカリスマ・平手友梨奈(17)を崇拝する取り巻きメンバー、A子~E子だったことも波紋を広げている。

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「平手が築きあげた欅をお前が壊している」

 今泉の親友が話す。

「佑唯は2017年、体調を崩して約4カ月、活動を休止していたのですが、復帰直前、仲の良かったA子から『戻ってこなくていいよ』と言われたのだそうです。復帰後も私物を隠されたり、楽屋に鍵をかけて締め出されたりといったイジメが始まったのです」

 決定的だったのは、平手が体調不良により欠席した18年3月の音楽番組「シブヤノオト」(NHK)。

「佑唯は小林由依(19)とともにWセンターを務めたのですが、不服だったA子とB子は『私たちが報われないじゃん!』『平手が築きあげた欅をお前が壊している』と涙を流して怒りを露わにした。C子、D子、E子も加わり、『早く辞めろ』『死ねよ』と面と向かって言われたそうです」(同前)

写真集「誰も知らない私」(主婦と生活社)は7万部超

 今泉は当初から運営会社「Seed&F1ower」代表の今野義雄氏に相談していたが、氏は全く動こうとしなかった。

「今野さんは欅だけでなく乃木坂や日向坂といった坂道グループのトップ。ソニー・ミュージックレーベルズの役員でもある。ワンマン気質で彼が原因で辞めていった人気メンバーもいます」(前出・運営関係者)

 18年春、欅坂では平手の握手会欠席をはじめ、志田愛佳(20)、原田葵(18)らが相次いで活動を休止。同じ時期、精神的に限界だった今泉が脱退の意思を伝えると今野氏はようやく動いた。急きょ聞き取り調査を開始したのだ。

「結局、今野さんは主犯格5人がイジメを認めたことを伝え、佑唯に謝罪しました。『5人をクビにする』という条件で佑唯の活動継続とシングル『アンビバレント』の選抜入りを打診してきたのです」(近親者)

 しかし、夏に行われた同曲のフリ入れ(振り付け練習)に、5人は何事もなかったように参加していた。

「『5人が一気に辞めたら問題になる』と言われたそうです。結局イジメはエスカレート。佑唯は心労で湿疹ができて、心因性難聴と診断され、自殺を考えることもありました」(同前)

 今泉は今度こそ脱退の意思を固めたという。

運営は事実を隠蔽

近親者にLINEで運営の対応を相談

「すると今野さんは開き直ったかのように『イジメられる側にも問題がある』『被害妄想では?』『証拠を出してみろ』などと言ってきたそうです」(同前)

 8月、今泉はブログで卒業を発表したが、運営はブログを検閲するなど、事実隠蔽に血道を上げた。

「最後は卒業セレモニーも兼ねた11月の握手会でしたが、今野さんから佑唯は『泣いてほしい。泣くことで美談になる』と提案されたそうです」(同前)

 恒例だという花と手紙もナシ。メンバー全員で撮った集合写真のみが、今泉への“卒業記念品”だった。

「陰険なのは、撮影の際、A子はなかなか写ろうとせず、B子は佑唯と距離を取り、鬼の形相でカメラを睨み付けているのです。卒業後、A子はLINEのブロックを解除して『この状況で別れたくない』と連絡をしてきたそうです。今野さんが口止めを指示したのでしょう」(同前)

これが問題の卒業記念集合写真

 4月15日、今野氏を電話で直撃したが、「広報を通してください」の一点張り。質問状を送ったが期日までに回答はなかった。

source : 週刊文春 2019年4月25日号

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