菅義偉副総裁の側近として知られる自民党の御法川信英衆院議員(60)が、秋田県が発注した公共事業を巡る贈収賄事件で今月逮捕された人物から、過去に少なくとも412万円の献金を受けていたことが「週刊文春」の取材でわかった。
自他ともに認める“国対のプロ”
御法川氏を巡っては復興相として石破政権での入閣案が浮上したものの、取りやめになった経緯がある。「本人が辞退」と報道されていたが、地元関係者の間では「有力支援者への捜査が数カ月前から進んでいたことが原因ではないか」と取り沙汰されていた。
御法川氏は2003年に秋田3区から出馬し、初当選。財務副大臣や国土交通副大臣の経験もあるが、永田町では与野党間の調整に長けた国対族として存在感を示してきた。現在、当選6期目。
「岸田政権下の高木毅国対委員長時代には、調整能力に欠ける高木氏に代わり、国対委員長代理だった御法川氏が実質的に国対を取り仕切っていた。高木氏の後任は浜田靖一元防衛相でしたが、浜田氏たっての要望で、御法川氏は国対委員長代理に再登板しました。自他共に認める“国対のプロ”です。『いずれ国対委員長もやってみたい』と口にしていました」(政治部記者)
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source : 週刊文春 電子版オリジナル