「レオパレスは先日、“界壁”の不備が多くのアパートで見つかったことを公表しましたが、私のアパートでは、別の部分で大きな問題が見つかっています。それなのに、レオパレスは全く対応してくれません」
こう嘆くのは、レオパレス21のアパート「コングラツィア」シリーズを管理する、石塚一雄さん(76)だ。
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施工不良問題が明らかになったレオパレス。住戸間に遮音や延焼を防ぐための「界壁」などが設置されておらず、建築基準法違反の疑いが指摘されている。
「外部調査委員会は3月18日、中間報告書を公表しました。そこで指弾されていたのが、深山英世社長の叔父で、創業者の深山祐助元社長の責任です。問題の界壁についても、祐助氏は設計図とは異なる建材を使うように指示していた。3月末時点で、不備が見つかった物件は約1万4000棟に上っています」(経済部記者)
ところが今回、中間報告書にも触れられていない新たな建築基準法違反疑惑が浮上した。それが、冒頭の石塚さんのケースである。
一部アパートで界壁の未設置が発覚したことを受け、レオパレスが全棟検査(約3万9000棟)に踏み切ったのは昨年5月。札幌市内にある石塚さんのアパートも検査対象となった。
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source : 週刊文春 2019年5月16日号