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中日ドラゴンズ選手プロデュースメニュー2022 勝手にベスト10

文春野球コラム クライマックスシリーズ2022

2022/10/08
note

プロテインそのものをグルメに取り入れたのは史上初?

(5)岩嵜のおつまみガーリックシュリンプ

©カルロス矢吹

 又吉克樹投手のFAに伴う人的補償で加入した岩嵜投手のメニューが早速製作され、すかさずランクインでございます。エビがしっかり肉厚で、居酒屋で750円で販売されていても注文してしまうであろう一切文句の無いお味。残念ながら岩嵜は秋にトミージョン手術を受け、来季絶望との報道も出ています。でも、また岩嵜のおつまみガーリックシュリンプを食べたい! その思いに応えて、リハビリに励んでいただきたい次第でございます。

(4)立浪監督の牛ロースXO醤丼

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©カルロス矢吹

 立浪監督メニューがまたもランクインです。他にもハンバーガーメニューがあったりと、今季は数多くの監督メニューが作られました。流石ミスタードラゴンズ、グルメ側からのバックアップは万全でした。中でもこの牛ロースX O醬丼は出色の出来。スタジアムグルメをよく食べる人ならわかると思うのですが、どうしても肉が食事の中心になってしまう中、これだけ野菜を摂取できるのはとてもありがたかったです。来季以降も、監督メニューが消滅せずに残ります様に。

(3)鵜飼のヘルメットパフェ~小倉あんフレンチトースト~

©カルロス矢吹

 発売期間がそれほど長くなかったので、食べられなかった人もいたのではないでしょうか?地元名古屋出身のルーキー鵜飼航丞がプロデュースしたのは、名古屋の名物小倉あんトーストをベースにしたスイーツ! フレンチトーストを下地にしているので、作り置きされても味の劣化がないよう配慮されています。ドラゴンズでは福谷浩二が名古屋めしプロデュース担当でしたが、果たして世代交代の時なのか? 逆説的に、来季以降の福谷による巻き返しにも期待したいところです。

(2)福留のおつまみさつま揚げ

©カルロス矢吹

 今季引退した福留孝介のメニューが堂々の2位ランクインです。福留の地元鹿児島県の名物さつま揚げに、胡麻油と塩をサッと振りかけて、香りも味も楽しめる絶品おつまみでした。これ以上の酒のアテは今季のバンテリンドームナゴヤにはなかったと断言できます。福留が引退表明してからは、シーズン終了まで再販されました。福留孝介という野球人の功績に、グルメで応えた格好となったでしょう。強いドラゴンズを見せてくれてありがとうございました。そして長い現役生活、本当にお疲れ様でした。

(1) 京田のプロテインヨーグルトドリンク~チョコソース~

©カルロス矢吹

 京田陽太はガチ。これが、毎年中日ドラゴンズのみならず全球場で選手プロデュースメニューを食べまくっている筆者が出した結論です。昨年の「大豆ミートを使ったタコス」に続いて、今季も京田はやってくれました。なんと、「プロテイン」をメニュー化。NPB誕生以来、プロテインそのものをグルメに取り入れたのは京田が史上初ではないでしょうか? 味はまあ、プロテインなので推して知るべしです。だけどこんなの、誰かに任せて適当に作っていたら出てくる発想ではありません。京田本人が全力でグルメプロデュースに向き合った成果と言えるでしょう。ドラゴンズだけではなく、12球団全てを見渡しても、誰よりも選手プロデュースメニューで「戦う顔」をしていたのが京田陽太でした。

 願わくば、全ての選手がこれくらいガチでメニュー開発に挑んでくれます様に。そして、来季の京田陽太メニューがこれを越える素晴らしい仕上がりとなりますように。これにて今季のベスト10発表終了ということで、筆と箸を置かせていただきます。

 今季もごちそうさまでした!

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