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石田ゆり子54歳が西島秀俊と日曜劇場で「4度目の夫婦」に…“寝取られ妻”から始まったカップル共演が続くワケ

2024/01/14
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 西島秀俊さん主演で1月14日にスタートする日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)に、石田ゆり子さんは妻役で出演するのですが、デジャヴかと思ったドラマファンもいるのではないでしょうか。

 石田さんと西島さんはたびたび共演しているのですが、夫婦役がとにかく多いのです。そこで今回は、ドラマ批評コラムを多数寄稿してきた筆者が、二人の共演作や石田さんの芸能人生を振り返っていきます。

石田ゆり子 ©時事通信社

 二人の夫婦役での共演歴は、まず2010年の映画『サヨナライツカ』にて婚約者から後に夫婦になる役で共演し、2014年の連続ドラマ『MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~』(TBS系)にて夫婦役で再共演。2019年のスペシャルドラマ『名探偵・明智小五郎』(テレビ朝日系)でも夫婦役、そして今回の『さよならマエストロ』でも夫婦役でのキャスティング。

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 実に4度目の夫婦役ということになります。

『さよならマエストロ』(TBS公式SNSより)

 とはいえ、毎回幸せそうな夫婦を演じていたわけではありません。

寝取られ、爆弾テロ…様々な役を演じてきた

『サヨナライツカ』は中山美穂さんが主人公のミステリアスな美女を演じ、エリート会社員役の西島さんは出世するために選んだ婚約者(石田さん)がいながら、その美女との禁断の愛に陶酔していくというストーリー。

 中山さんと西島さんの恋愛映画で、石田さんは後に夫になるフィアンセを寝取られてしまうポジションだったわけです。

『MOZU』での共演はさらにショッキング。ハードボイルドな刑事ドラマで、西島さんが演じる主人公は公安の刑事。しかし、第1話で起きた爆弾テロで妻(石田さん)がいきなり亡くなってしまい、彼女の死の真相を追求していくという物語でした。

 そのため石田さんの出演はほとんど回想シーンになるわけですが、妻も元公安の刑事で数々の謎が秘められた人物だったため、基本的に和気あいあいとしたシーンがあるような作風ではなかったのです。