監視カメラが捉えた「外国人風の男」

 モラレスには昼の顔もあった。夜の街からフェードアウトすると、本国で看護師の資格を持っているとの触れ込みで、看護助手の職についていた。昨年7月頃まで勤務していた病院で、モラレス容疑者と同僚として働いていた人物が声をひそめる。

病院で働いていた頃のモラレス容疑者

「業務内容は、患者さんの移動やシーツの交換や機材の洗浄がメインでした。日本語でコミュニケーションもとれたし、勤務態度も真面目。でも、別の外国人スタッフと揉めたのが原因でたった数カ月で辞めてしまいました。母国に小さい子供がいて、日本に呼び寄せたいと話していました」

 真面目に働いていたフィリピン女性はどこで道を誤ったのか。事件発生後、高橋さん宅の周辺を捉えた監視カメラには、外国人風の男とともに血のついた服を捨てるモラレス容疑者の様子が映っている。警視庁は、共犯者についての捜査を続けている。

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