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「監督とコーチの指導が違うことが結構あったんで」“教え魔”だった立浪監督の激変ぶりに若手も歓喜 原因はタニマチの一言

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 2年連続最下位の悪夢から一転、4月9日に8年ぶりにセ・リーグ単独首位に立った中日。5〜13日には、引き分けを挟んで4年ぶりの6連勝を記録した。立浪竜の快走は春の珍事か、それとも本当に強くなったのか。

「確実に去年までとは違う点があります。『教え魔』だった立浪和義監督(54)が、今季はその癖を封印しているのです」(スポーツ紙中日担当記者)

今季が3年契約の最終年 ©時事通信社

「疲れたら軸の回転で打て!」と熱血指導していたが…

 去年までは、試合前の練習中に選手におもむろに近寄っていき、身振り手振りを交えてあれこれと指導する姿が目撃されていた立浪監督。昨年の秋季練習でも、昨季主にトップバッターを務めた岡林勇希外野手を“標的”に、

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「タイミングが遅い!」「疲れたら軸の回転で打て!」

 などと熱血指導した。

「そんな立浪監督が、今季は春季キャンプから和田一浩打撃コーチに指導を任せ、直接指導する場面はほとんどなくなった。加えて、巨人から移籍してきた中田翔が自らの経験を交えて細川成也ら若手野手に助言を送り、技術的な指導もしている」(同前)

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