「A警部は取り調べに対し、『今年1月に東野教授の代理人から損害賠償を求める通知を受け取り、金銭的和解を進めようとしていたが、私の代理人の不手際で伝わっていなかった』と釈明。しかし一方でA警部は2月に『ヒステリーババアのスラップなんかに怯んでいられない』とXに投稿していたのです」(同前)
極右系陰謀論者「Qアノン」を自称し、荒唐無稽の言説をバラまく
小誌はXのアカウントを特定。そこでA警部は〈我々デジタルソルジャーはマスコミに屈せず、このデジタル空間で闘い続けなければ人類の未来はない〉と怪気炎を上げ、東野教授をはじめとした専門家を次々と罵倒していた。
さらには極右系陰謀論者「Qアノン」を自称し、A警部は荒唐無稽の言説を積極的にバラまいていた。
東野教授に聞くと、「刑事告訴は事実」と認めたうえで、その意図をこう明かした。
「ロシアのウクライナ侵攻後、SNS上における研究者への攻撃が強まっています。市民生活を守る警察官が攻撃的な投稿を繰り返していたことは不適切極まりなく、社会的な影響も大きい。(A警部からの)謝罪文には『偏見に基づいた中傷ではない』とありましたが、そうは思いません。適切な対応を県警に求めます」
6月19日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および6月20日(木)発売の「週刊文春」では、A警部の過激な書き込みの詳細、A警部および茨城県警本部長への直撃取材などを報じている。
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