「小さな頃から知っていたような印象でした。一緒にいて自分らしくいられるし、すごく大事にしてくれます。残りの人生を1分でも長く彼と過ごしたい」

 2011年11月5日、当時50歳の岩崎良美は、結婚記者会見で満面の笑みを見せてそう語っていた。交際5カ月、都内の大学病院に勤める3つ年上の産婦人科医との電撃婚だった。

 だが、それから約7年、「すれ違いやまわり道」を経て「そっと悲しみにこんにちは」していたのだ――。

◆ ◆ ◆

 結婚会見では「本人が『いちばん自分に似ている』と言ったので」と、笑顔に見えるアシカの写真を掲げた良美。嬉しさを表すかのように、新婚夫婦が住むわけではない岩崎の実家の表札にも夫の姓が並んだ。

幸せいっぱいだった結婚会見

 だが現在、その夫の姓の部分は、半分ほど雑に削り取られている。

「良美さんは1年ほど前から、母親が階下に住む実家に戻ってきています。いま、仕事は忙しくないようで、しょっちゅうブランドショップや百貨店の買い物袋を提げて帰ってくるのを見かけます。結婚前と何も変わらない様子で、『こんにちは』って笑顔で挨拶していますけれど」(近所の住人)

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2019年6月27日号