「事故の原因も分からない」。そう言って会見で土下座した知床遊覧船の“2世社長”。だが背景にあるのは、安全を軽視し、コストカットに走った経営体質に他ならない。しかも、その傍らでは篠原涼子似の年下妻に――。
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「改修が必要なの? 船にはお金はかけられない」
そう口にしていた男が町役場に婚姻届を提出したのは、2018年6月25日のことだった。その7年ほど前に同世代の妻と離婚した彼にとっては、2度目の結婚。すでに54歳になっていたが、今度の相手は、20歳下の美女だった。
船への設備投資を拒んだ一方で、新妻にはこう嘯いたという。
「俺が何でも買ってやるからさ」――。
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source : 週刊文春 2022年5月19日号