男は、妻が病に倒れたとき「僕にはこの人しかいないんだ」と思ったという。しかし、言葉とは裏腹に、男には“別の女性”がいた。彼が再三示していた妻への献身は、偽りだったのか。数多の愛の言葉を曲に乗せてきた稀代のヒットメイカーに、その本心を問うた。

◆ ◆ ◆

「うーん、男女の関係っていろんな言い方がありますけど――」

 1月16日午前11時半。予定の時間より30分遅れてホテルの会議室に現れた小室哲哉(59)は、ソファーに腰掛けると、慎重に言葉を選びながら訥々と話しはじめた。

 小室がインタビューに応じたきっかけは、小誌が送った一通の質問状である。小誌は、小室がある女性と数年来の不倫関係にある事実を取材し、質問をぶつけたのだった――。

KEIKOのいない夫婦の自宅で

 3日前の13日午後。療養生活を送っている小室の妻・KEIKO(45)はこの日、東京の自宅から母親に付き添われ、大分の実家に帰省していた。

 小室の運転手が、主を乗せずに黒塗りのベンツSクラスを発進させたのは午後8時過ぎ。向かった先は、小室の家から5分ほどの距離にあるデザイナーズマンションだった。運転手と路上で親しげに談笑する住人は、女優の柴咲コウに似た細身の美女、A子さん。

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source : 週刊文春 2018年1月25日号