吉本興業所属のベテラン芸人・ぼんちおさむ(65)の弟子にあたる芸人・ぼんちきよし(42)。聞き慣れない名前だが、そんな彼が一躍脚光を浴びたのは2015年4月のことだった。
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「日本のエンタメをアジアに伝える“伝道師”という立場で、十数人の芸人が『住みますアジア芸人』としてアジア5カ国に移住したのです。このプロジェクトは吉本興業主導。きよしはタイに向かった一人でした」(吉本関係者)
彼のタイでの活躍を日本で広めたのは、先輩芸人のケンドーコバヤシ(45)だった。
「ケンコバがテレビ番組で語ったところによると、きよしは当初、風呂、水道なしの部屋に住んでいましたが、“忍者の末裔”と称して黒装束に身を包み、飲食店を営業で回ったところ大受け。スポンサーが続々と現れ、ジム付きの超高級コンドミニアムで暮らせるようになったと。ケンコバはきよしを“タイランドドリームを実現した男”と紹介していました」(同前)
だが現地で飲食店を経営する知人男性A氏は、こう打ち明ける。
「彼はたびたび泥酔しては暴行事件を起こしていた。“タイランドドリーム”なんて虚像に過ぎません」
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source : 週刊文春 2018年2月8日号