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南青山児相問題で痛恨のミス “天然モンスター”松嶋尚美はなぜやってしまったのか

2018/12/24

 生まれてこの方ずっと川崎というバッドシティに住んでいるせいか、住環境とか街のブランドとかそういう価値観を全く知らずに現在に至るわけですが、だから尚更強く興味を惹かれたのが12月のTLを賑わせた南青山騒動。2021年に開設を目指す「港区子ども家庭総合支援センター(仮称)」をめぐり、住民たちが「南青山に児相はふさわしくない!」と猛反発(と報じられ)、その際の住民(とされた人たち)の物言いがこれまた絵に描いたような似非セレブ感たっぷりだったこともあり、あっという間に着火、からの大炎上となっております。

 もはや言うまでもないことですが、こちらは「子ども家庭支援センター」「児童相談所」「母子生活支援施設」の複合施設。小さい子どもを連れて子育てイベントに参加したり、育児の悩みを話し合ったり、事情で一時的に保育できない子供を預かってもらったり、DVシェルターとしての役割や離婚後の親子の就労支援という機能もある。「俺は何も信じない俺は誰も許さない俺は何も夢見ない何もかもみんな爆破したい」という浜省MONEYスピリッツの方なら話は別ですが、何らか社会に関わって生きている人なら何らかお世話になる可能性がある場所とも言えます。

問題となっている南青山の児童相談所建設予定地 ©AFLO

「ランチ単価1600円」と「紀ノ国屋ネギ」が一人歩き

「この辺りのランチ単価知ってるんですか? 1600円ですよ!」「ネギ一つ買うのに紀ノ国屋に行くんですよ!」というあまりにもキャッチーなフレーズが一人歩きを始め、元来インターネットにフツフツとしている「調子こいた金持ち許すまじ」という清い精神が「子どものため」という大義名分を借りて、ハイパー非の打ち所ない大正義として南青山へとその矛先を向けました。かくいう私も「南青山にドンキとパチ屋と風俗とさくら水産作ってやれよ!!」という呪いにも似たツイートを見かけ心が踊ったりしたわけですが、よくよく考えたらそれ川崎でした。