「iichiko」のデザインワークがかっこよすぎる
地下鉄構内なんかを歩いていると、美しいビジュアルで、思わず「これは何の広告?」と足を止めて見てしまう広告掲示が結構ある。大体の場合、おしゃれな海外アパレルブランドの広告だったりするけれど、そんな中、異色ともいえる広告ビジュアルで注目を集め続けているのが「下町のナポレオン」こと「iichiko」を製造・販売している大分県の酒造会社、三和酒類株式会社の広告だ。
「下町のナポレオン」というと、ひらがな表記の「いいちこ」を思い浮かべる人のほうが多いかもしれず、脳裏には、大衆酒場、ボトルキープ、赤提灯、大将お勘定、もつ煮、もろきゅう……といった、のんべえワードが去来するが、それゆえに、おしゃれで鮮烈な広告ビジュアルが、より一層の意外性を伴って印象に残る。
駅広告だけでなく、雑誌広告やテレビCMでも、鮮烈なビジュアルと独創的なアイデアで人目を惹いているのが「iichiko」の特徴。パッケージデザインなども含め、三和酒類のデザインワークは圧倒的な個性と美しさに裏付けられている。たぶん「iichiko」を飲んだことがないという人でも、ポスターや雑誌広告を目にしたことはあるのではないだろうか。ビジュアルのどこかに隠れている「iichiko」の文字を、まるで間違い探しのように目を皿にして探したことがある人も多いだろう。
まるで美術展や写真展のようなデザイン展
そんな「iichiko」デザインを愛してやまない方にうってつけの情報がひとつ。どこか詩的で、まだ見ぬ場所へと誘ってくれる「iichiko」のブレることのない世界観に浸れる「iichiko design展」が、6月23日(金)~25日(日)の3日間、大宮のソニックシティビルB1F第1展示場(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5)にて開催される。1986年に地元大分で開催して以来、全国各都市を巡回し続けている息の長い展覧会だが、埼玉県での開催は今回が初。
大型ポスター(B倍判)をはじめ、テレビCM、雑誌広告、額面広告、季刊誌、パッケージデザイン、オリジナルグッズなど、大規模に展示。30年以上にわたる「iichiko」のデザインワークのすべてがご覧いただける。10時から18時まで開館しており、入場無料なので、週末のお出かけにもぴったりだ。そういえば、都心から大宮へと繋がる埼京線沿線には、赤羽や十条など居酒屋の名店が連なる飲み屋街もちらほらと……。美しいデザインに心洗われた帰り道、さわやかな気持ちで「iichiko」を飲みに居酒屋へ……という週末もいいかもしれない。
日時 | 2017年6月23日(金)~25日(日)10:00~18:00 |
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会場 | ソニックシティビルB1F第1展示場(さいたま市大宮区桜木町1-7-5)(地図) |
入場料 | 無料 |
お問い合わせ | 0978-32-3737(三和酒類株式会社 ブランド価値創造部) |
URL | http://iichiko.co.jp/ |
提供:三和酒類株式会社