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いきものがかり、飯島直子……4年に1度、2月29日生まれのスゴい顔ぶれとは?

2020/02/29
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 直木賞作家の辻村深月も1980年の2月29日生まれである。大のドラえもんファンの辻村は昨年、『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の脚本を手がけた。この公開が3月1日だったため、翌日の舞台挨拶では《今年は誕生日がなかったけれど、公開日が誕生日という見方もできる。こんなに楽しいことはない》と語った(※5)。ちなみに、2018年に本屋大賞を受賞した辻村の小説『かがみの孤城』では、2月29日が思いがけないところで登場する。

1980年2月29日生まれの作家・辻村深月 ©文藝春秋

いきものがかり「3年分のお返し」とは?

 音楽ユニット・いきものがかりの水野良樹は今年の年明け、ラジオのレギュラー番組で、2020年はいきものがかりにとって非常に重要なトピックスがあると語った。それは、2月29日にボーカルの吉岡聖恵(1984年生まれ)の誕生日がやって来ることだ。水野によれば、4年に1度しか来ない彼女の誕生日が、周りにはプレッシャーだという。なぜなら《吉岡は周りに気遣える子だから、スタッフさんの誕生日もプレゼントを持ってきたりして、当然メンバーにもそういうことしてくるタイプなんですよ。3年分それをやってもらってね、その3年間は吉岡に返せないから》だとか(※6)。

1984年2月29日生まれのいきものがかり・吉岡聖恵 ©getty

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 それだけに、閏年が来るたび、吉岡への3年分のお返しとして、メンバーの水野や山下穂尊、スタッフたちはさまざまな企画を用意してきた。2012年のこの日には、アルバム『NEWTRAL』のリリース記念イベントのなかで、来場者がバースデーソングでお祝いするとともに、直径・高さともに5メートルの巨大なケーキが登場し、《体より大きいケーキって初めて!》と彼女を驚かせた(※7)。2016年には水野と山下の企画による「サプライズバースデーパーティー」が開催され、LINE公式アカウントの「LINE LIVE」でも生配信された。このとき、吉岡は忍者のコスプレも披露している。はたして彼女にとって“9回目の誕生日”となる今年、水野たちはどんなサプライズを用意しているのだろうか。