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「1日が26時間あったら」を叶えてしまうiPhoneアプリがスゴイ

24時間じゃ足りないあなたに効く「マジカル時計」

2018/01/05

「1日が24時間じゃ足りない! もっと増えてほしい!」誰しもが抱いたことがあるはずのそんな願いを、手軽に叶えてくれるiPhoneアプリがあるのをご存知でしょうか。今回はそのアプリ、その名も「マジカル時計」をご紹介します。1日の時間を増やせるなんてそんなバカなと思いきや、いやいや、これがなかなかよく工夫されているのです。

時計の表示が「27時58分」に! 1日の時間が伸びるその仕組みとは?

「1分=60秒、1時間=60分」を変更して1日の帳尻を合わせる

 iOSアプリ「マジカル時計」は、1日=24時間という定義を、自由に変更することができるアプリです。これを使えば、1日を26時間や28時間はおろか、2倍の48時間に増やすことも自由自在というわけです。

 もっとも、単に1日の区切り時間を変えただけであれば、翌日にかけて玉突きで時間がずれていってしまい、帳尻が合わなくなってしまいます。ではどうするかというと、このアプリでは、1分=60秒、1時間=60分という定義を変更することで、1日の長さを変えずに、時間を増やしてしまうのです。

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 例えば1分を60秒→55秒に減らせば、1分につき5秒、1時間につき5分を節約できます。これを24時間にわたって行うと、5分×24=120分もの時間を確保できます。これにより、24時間が終わったあとに、2時間分のロスタイムが出現するので、結果的に1日=26時間として過ごせるというわけです。まさに「塵も積もれば山となる」の典型です。

「マジカル時計」ではスライダを調整することで、「1日=24時間」「1時間=60分」「1分=60秒」という定義を自由に変更できます。この例では1分を55秒に変更することで、1日につき120分の余暇を作り出すよう設定しています
中央には変更後の「26時間制」での時間が、左上には本物の時間が表示されます。1日が26時間なので、24時00分の次は……
「24時01分」という未知の時間が出現しました(ただし左上を見れば分かるように、本物の時間は22時10分です)
このまま25時59分までカウントされ、それを過ぎると……
00時00分に戻ります。実際の時間もちょうどこの時点で00時00分に戻り、あらためて「1日26時間制」の一日がスタートするというわけです