「石破氏『隠密作戦』」という見出しが読売新聞(8月24日朝刊)にあった。自民党総裁選の記事である。
「隠密作戦」だなんて大げさだなぁ。そう思って読んでみると、地方行脚を続けている石破氏が党員集会で人集めに苦労しているという内容。石破陣営の言葉に目がとまる。
「本当は石破を応援したい」が……
《陣営幹部は「首相陣営は県連の枠組みで支持を一本化するよう圧力をかけており、集会のキャンセルが出ている」とこぼす。このため、石破陣営は今後、党員集会の日程をなるべく伏せる「隠密作戦」をとる方針だ。》
「隠密作戦」という表現はまったく大げさではなかった! 自分が活動していくためには集会の日程をオープンにできない。読売はふつうに書いているが異常事態ではないか。
記事は次の言葉で終わる。
《石破派幹部は「『本当は石破を応援したい』という地方の党員の声は根強い。一人でも多くの党員に直接、支持を訴えたい」と知恵を絞る考えだ。》
「中央」に見つからないよう一人でも多くの党員に直接訴えていく。これ、一体いつの時代なんだ?