「かつて私たちは多くの人を欺き、傷つけてしまった。しかし8年経っても、彼は何も変わっていなかった」
こう憤るのは作曲家の新垣隆氏(51)。“彼”といえばやはり、あの人物である。
“全聾の作曲家”を名乗り、かつて“現代のベートーベン”と賞された佐村河内守氏。だが2014年、小誌で新垣氏が彼のゴーストライターを務めていたと告白し謝罪する。さらに、佐村河内氏と普通に会話をしていたことも明かした。
あれから8年。佐村河内氏からアクションがあった。2月15日、『NEWSポストセブン』のインタビューで彼が、新垣氏に〈サシで対談してほしいと願っています〉と呼びかけたのだ。
この申し出に新垣氏は何と答えるのか。話を聞くと、
「関わりたくないというのが正直なところですが、記事を読んで、看過できないことがありました。彼の作曲方法に関する発言です」
佐村河内氏は最近の作曲方法をこう説明している。
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source : 週刊文春 2022年3月10日号