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知識のみならず人格を涵養し世界と日本の真の架け橋をつくる

知識のみならず人格を涵養し世界と日本の真の架け橋をつくる

PR提供: 国際大学

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国際大学は、日本で初めて設置された大学院大学だ。英経済誌によるMBAランキングで日本1位を獲得するなど高い評価を受け、次世代リーダーとなる人材が集う。同大のビジョンについて、新学長に就任した橘川武郎氏に聞いた。

海外の優秀な人材が集い世界を学び、日本を学ぶ

国際大学 学長
橘川武郎氏
国際大学 学長
橘川武郎氏

「日本の人口減少問題は深刻で、2056年には総人口が1億人を切ると推計されています。一番簡単な解決策は、もっと日本をオープンにしていくこと。世界でみれば2050年まで人口が増え、マーケットは広がっていくでしょう。日本は内向き思考が強いですが、今こそ世界とのつながりを意識すべき。こうした時代に、世界のグローバルリーダーを輩出する大学が日本にあることは、日本が世界と連携していくうえでの助けになっています」

 今年9月、国際大学の学長に就任した橘川武郎氏はこう話す。

 国際大学は今から41年前、財界トップらの尽力で誕生した日本初の大学院大学だ。外国人を中心に50人近い教授陣を招聘し、密度の濃い講義を行う少数精鋭主義を採用。日本で世界最高水準の教育を受けられる稀有な環境は「日本で学びを得たい」と考える世界中の若者を惹きつけている。

「今は世界約70の国・地域から留学生が集い、英語で話す国際色豊かな土壌が出来上がっています。アジアや中東、アフリカ、欧米などさまざまな国や地域の学生が集まってダイナミックに議論する場はほかにはまずありません。学生の多くはJICAやIMF、ADBなどの奨学生や、各国の政府職員など将来を嘱望される人材たちです。留学先として欧米や中国が人気を集める状況で、海外の優秀な学生が『日本で学びたい』と思える場があることは重要です。彼らはこの先、本当の意味での日本との架け橋となります」

日本の成功や失敗が新たな解決策の鍵になる

国際大学には多様な社会の担い手が集い、議論を交わしながら成長していく
国際大学には多様な社会の担い手が集い、議論を交わしながら成長していく

 国際大学は国際関係学研究科と国際経営学研究科の二つの領域で専門性の高いプログラムを提供している。なかでも、日本の経済発展からさまざまなことを学ぶ「日本・グローバル開発学プログラム」は開発途上国の学生から人気が高い。

「日本は欧米に追いつけ、追い越せのかつての高度経済成長期を経て、バブル崩壊、経済成長の鈍化などひととおりの課題を経験してきました。それゆえに、日本の成功や失敗の歴史を学ぶことは、途上国が同じ問題に直面したときに自らの方向性を見つけるヒントになります。逆に日本の学生にとっては、途上国の国々が何を知りたがり、どう英語で伝えればいいのかを学ぶ訓練にもなっています」と橘川学長は話す。

 また、途上国の学生たちとの議論を通じて日本人学生や教授が学ぶことも多いという。

「日本は欧米を目標にいったんは経済成長を達成しましたが、次に進むべき方向を見失って停滞しています。なぜ成長を目指すのかという初心を見失ってしまっている。私はアフリカの学生から『母国の人を幸せにしたいんだ』と言われ、胸を打たれました。多様な人材が相互に影響を与え合いながら、人として学んでいく──そんな場所になっています」

南魚沼の美しい自然と濃密な時間が絆を深める

 大学の背後には八海山がそびえ、周囲には南魚沼の田園風景が広がるキャンパスは、都市の利便性などとは縁遠い。しかし「失われつつある日本の原風景がこの地には残っています」と橘川学長は話す。

「美しい自然のなかでともに学び、同じ釜の飯を食べる仲間として濃密な時間を過ごすことで、おのずと仲間同士の絆が強くなり、日本への愛着が深まっていきます。2年間の学生生活で学びの研鑽を積むだけでなく、日本という国の精神性や文化を知り、つながりを深めていく。これはものすごく重要なことです。留学生の受入人数では欧米や中国の大学院には敵いませんが、学生たちとのつながりの“深さ”では絶対に負けないと自負しています」と橘川学長は力を込める。実際、国際大学や南魚沼を「第二の故郷」と呼ぶ修了生もいるほど。国際大学の修了生のネットワークは143の国・地域に及ぶ。それぞれが国際協力分野やグローバル企業で活躍しており、日本が困難にあったときに真っ先に心を寄せてくれるよき隣人となっている。

世界中の学生が寮で2年間暮らしをともにして、相互理解を深めていく
世界中の学生が寮で2年間暮らしをともにして、相互理解を深めていく

 設立以来41年間ハイレベルな学習環境を維持してきた国際大学だが、少人数ゆえに学費収入には限界がある。現在は財務基盤強化の一環として広く遺贈や寄付を受け付けており、支援は主に学生への奨学金や教育環境整備などに充てられる。

「情熱を持って学ぶ学生たちこそが、国際大学の財産です。皆様の支援を受けて、日本と世界のつながりに貢献する、小さくとも輝く石でありたいと願っています」

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学校法人国際大学 総務室経理担当
〒 949-7277
新潟県南魚沼市国際町777番地
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