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女性ばかりを狙う「ぶつかりおじさん」は、ストレス社会が生んだモンスターか?

2018/12/21

 しばらく前に、「新宿駅の構内で女性ばかりにわざとぶつかる男性」の動画が話題になっていましたね。

 あの動画を見て「これ、やっぱり被害に遭うの自分だけじゃなかったんかい!」と思った人、特に女性はたくさんいたと思うんです。私もその1人なんですが。知り合いの男性たちにこういう話をしても「えー、そんなわざわざ体当たりするような人いる?」とか「たまたまぶつかっちゃっただけじゃないの?」とか言われるし、なかなか理解されずもどかしい思いでいたのですが、女性に聞くと大体「あ、いるいる!」と共感してもらえるので、多くの場合、彼らの狙いはやはり女性なのでしょう。

新宿駅で「タックル」を繰り返す人物

金髪鼻ピアスの女子プロレスラー的風貌の友人は

 しかも、女性の中でもよく被害に遭う人とそうでない人に分かれます。どうやら標的になりやすい女性に共通する特徴として、「ぶつかっても何も言われなそう」「派手な格好ではない」「小柄である」などがあるみたいです。地味で小柄なタイプの友人はよく体当たりをされるそうですが、金髪鼻ピアスの女子プロレスラー的風貌の友人は「大体の人は自分を避けて歩いていく」とのことでした。でしょうね。

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 また、私は普段歩きスマホをしないので周りに注意しながら歩いていますが、そういう人は狙われにくくなる、というわけでもないんですよね、きっと。少し前、人がそこそこ多い駅構内を1人で歩いていた際、小太りでサラリーマン風のおじさんが前からすごい形相で、しかも早足で歩いてくるのを見て「うわぁ、くるぞ……くるぞ……」と思い、ぶつからないように壁際ギリギリの位置まで移動して歩いていたんです。するとそれを見たおじさんはなぜか私の方へ早足で歩いて来ました。