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山根会長ほか「アマチュアおじさん」大活躍――輝く!2018年おじさん大賞(前編)

プチ鹿島、鈴木涼美、おぐらりゅうじ、大嶋奈都子

 2018年、平成最後の今年の漢字は「災」。スポーツ界のパワハラ問題、財務省決裁文書改ざんなどは「おじさん」の存在抜きに語れません。山根会長、サイバー担当桜田大臣、「いくら何でも」太田理財局長、紀州のドン・ファン、高嶋政宏、前澤友作、ゴーンさん……。今年世間を騒がせたおじさんを一気に振り返ります。昨年に引き続き、「年末座談会 2018年おじさん大賞」をお楽しみください。

左から、プチ鹿島さん、大嶋奈都子さん、鈴木涼美さん、おぐらりゅうじさん

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体育会系おじさんが暴れた2018年

――本日は、「2018年 第2回おじさん大賞」の選考会へお越しいただき、まことにありがとうございます。昨年と同じく「おじさんウォッチャー」を自任する4人の文春オンライン連載陣の方々にお集まりいただきました。

鹿島 いやあ、体育会系おじさんが暴れた1年でした。日本ボクシング連盟の山根明前会長って、今年の大きな収穫じゃないですか?

「選考委員長」のプチ鹿島さん

鈴木 ですよね(笑)。そもそもボクシングを観ないから、それまで山根会長の存在すら知らなかったですけど。

おぐら ボクシングだけでなく、危険タックルで話題になった日大アメフト部の内田正人前監督、パワハラで告発された至学館大学レスリング部の栄和人前監督、日本体操協会の塚原光男副会長など、プロの世界とは違う常識で動いている「アマチュアおじさん」たちの存在が一気に明るみに出た1年でした。しかも全員、要職に就いていたという。

蛸壺をつついたら「アマチュアおじさん」が出てきた

鹿島 一般的な知名度は高くないのに、その業界では異様な権力を持っているおじさんたちですね。それぞれの蛸壺があって、つついたら「アマチュアおじさん」たちが出てきちゃった感じがします。

おぐら いまだにその“常識”が通用しているアマチュアの世界はまだまだありそうなので、2020年のオリンピックまでには是正されるといいですけどね。

――文春オンラインで筆者のイラストを描いている大嶋奈都子さんに、今年も気になった「おじさんスタンプ」を作ってきていただきました。

大嶋 やっぱりビジュアルが気になって、まず1つ目は山根さんです。

「男・山根明」

おぐら こうやって見ると、完全にキャラクターとして成立してますね。実際はコワモテなはずなのに、だいぶ愛らしくなってますし。

大嶋 山根さんがニュースで取り上げられていた時期に、「日本ボクシングを再興する会」会長の鶴木良夫さんという方が、コメンテーターとしてワイドショーによく出演していました。鶴木さん、場数を踏むたびにどんどんおしゃれになってきて。鶴木さんのスタンプも作りました。

大嶋奈都子さん