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同窓会という名の人生自慢大会を乗りきる方法 横澤夏子×辛酸なめ子

同窓会という名の人生自慢大会を乗りきる方法 横澤夏子×辛酸なめ子

「ヨコモレ通信」著者が「文藝芸人」女子代表と本音で語った

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同窓会から始まる恋に期待?

辛酸 そういえば以前、占いのイベントに行ったとき、若い女性が「元彼も来る同窓会に行ったほうがいいか」と、タロットで占ってもらっていました。学校が共学だった場合、男性の視線も気にされるのですか?

横澤 気にしますね。前回の同窓会で、大学院を出た男の子のお給料の話を聞いて、「負けたくないな」と思いました。私は女の子だけではなくて、男の子にも負けたくないんです。もう私は社長になるしかないのかも(笑)。

 あとは、久しぶりに会った同級生の男の子を見て、「かっこよくなったな」と思う時はありますね。同窓会から始まる恋なんて、一番結婚式で自慢できるエピソードですから。いい感じの人がいたら、その場で結婚式のプロフィールムービーの構成まで妄想してしまいます。

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横澤さんが「同窓会」をテーマに寄稿した「文藝芸人」のイベントで盛り上がるお2人。

辛酸 私は中高ともに女子校なんですが、学生の時に一人称が僕だった子が、同窓会では俺になっていたことがありましたね。そういう人がいても、特に意識するわけではないのですが。

 女子校は女子校で、30歳を超えるとみんなキャラが煮詰まっていく感じがします。20代のときはみんな華やかで、きれいだったんですが、30歳を超えると、自分も含めてどんどん近寄り難いキャラに……。

横澤 煮詰まっていくんですね。

辛酸 あと同窓会に行って思ったのは、30代以降になると、キレイを維持している人と老け込んでいく人の差が開いていきますね。老け込んでいく人の方に着目していると、「同じ年だし、私もこのくらいで大丈夫かな」と、引きずられてしまうんですよ。だから、キレイな人の方に意識をあわせたほうがいいのかな。

横澤 それは参考になります。