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ビジネスホテルはいま #1  “コモディティ化”に一石を投じる小規模チェーンの挑戦

ビジネスホテルはいま #1  “コモディティ化”に一石を投じる小規模チェーンの挑戦

2017/08/21
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クリーニング家電を導入したホテル

ホテルフォルツァ博多(筑紫口)新棟の10室に導入された「LG styler」

 九州地区で4店舗展開する「ホテルフォルツァ」。人気テレビ番組でも紹介し全国から大きな反響をいただいたが、開業当初から全室にタブレット端末を設置したり、コンセプト性の高い客室を展開するなど注目のチェーンだ。7月28日に開業したホテルフォルツァ博多(筑紫口)新棟の一部客室では、衣類をハンガーにかけて入れるだけで除菌や除臭、シワ取りができる衣類クリーニング家電「LG styler」を導入。ハイクラスブランドならではの新しい試みに意欲的だ。開業当初から宿泊特化型ホテルのコモディティ化を想定、独自のポジショニングを重視してきたという。大阪や札幌といった九州以外への進出も予定しているというが、クオリティを保ち進化しつつの堅固な店舗展開だ。

 小規模チェーンの注目すべきトライアルを一部紹介したが、規模を生かしたブランド力も強みの大手VS小回りのきく小規模チェーンという構図は今後も続いていくものと思われる。

※「ビジネスホテルはいま #2 ホテルの実力が分かるのはハウスキーピングだ」に続く

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