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「結婚、彼氏は?年収は?」の呪縛…30歳元アイドルが小日向文世似おっさんと“同居生活”で蘇るまで

大木亜希子さんインタビュー #2

2020/08/10
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ササポンとの暮らしは残り1年、そのあとは……

 わずか2年前まで失意のどん底にいた人とは思えない言葉のキレと、端々から伝わる静かな自信。今まさに大木さんがもがき苦しんできた時間が結実しているように見える。そして彼女の人生に大きな実りをもたらしてくれたササポンとの暮らしはあと1年で終わりを迎えるという。

 

「ササポンは来年定年なので、そうしたら軽井沢の別荘に居を移すそうです。だから今はこのシェルターをもうすぐ出ていかないといけない不安と戦っています。

 ただ自分でもここまで回復できるとは思っていなかったし、今は昔と違って素の自分をさらけ出して発信しているので、合わない人は寄ってこなくなりました。だからササポンハウスを離れても、もう大丈夫かなって思っています。

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 今30歳。まだ婚活にも焦っているし好きな人ができたら飛びつきたいくらいですけど、その焦りが“陰”の方向にいかなくなったのは、間違いなくササポンのおかげ。あとは私自身が生きづらさを感じている人のシェルターになれるような文章を書いていきたいですね」

 

写真=末永裕樹/文藝春秋

おおき・あきこ/ライター。2005年、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で女優デビュー。数々のドラマ・映画に出演後、2010年、秋元康氏プロデュースSDN48として活動。その後、タレント活動と並行し、ライター業を開始。2015年、しらべぇ編集部に入社。2018年、フリーランスライターとして独立。著書に『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』(宝島社)、『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』。

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