伝統の「高校生クイズ選手権」で “まさか”の初優勝を果たした三重県桜丘高校の高3男女ペア、木多祐太さんと中島彩(さやか)さん。ふたりはなぜ“トップエリート”の灘高・開成高校を打ち破ることができたのか? その秘密は一風変わった学校の「校風」にあった――。仲良しクイズカップルインタビュー、後編です!
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付き合い始めたのは、高校1年生の9月の終わりくらい
――おふたりの補い合うコンビネーションが“奇跡の優勝”の理由だったことが前半のお話でよくわかりました。でも、「高校生クイズ」の番組内でもさんざんいじられてましたけど、本当に2人は付き合ってるんですか?
中島 そうですね(笑)。高校1年の7月にふたりで初めて高校生クイズに出て、9月の終わりくらいだったと思います、付き合い始めたのは。
――どっちから?
木多 いや、どっちからでもないですね(笑)。
中島 なんかこう、クイズを教えてくれる同級生は木多くんしかいなかったので、そこから仲良くなったという感じです。でもクイズしてるときは、ただのクイズ研究部員同士です。
木多 ただの(笑)。
――この流れの勢いで聞きますけど、お互いどこが好きなんですか?
中島 そうですね……、私はものすごい緊張するタイプなんです、何事においても。それで割と消極的なタイプなんですけど、木多くんは突き進んでいくタイプなんですよね。「いや、なんとかなるでしょ」「いけるいける」みたいなところが多くて(笑)。で、クイズでもそうなんですけど、実際、木多くんについて行ったらうまくいくことが多くて、だから好きというか、助けられてるという感じが強いのかな。
木多 僕はあんまり緊張感がないんですよね。
中島 そこがいいとこ。
――木多くんは、中島さんのどんなところが……。
木多 そうですね、なんか僕の突っ走っちゃうところを止めてくれるとこかな。あのままだったらやばかったな、みたいなこともあるので。宿題とかでも、明日やればいいでしょって思っていたら中島さんに怒られて。あれは助けられたなって思います。
中島 ああいうのはちょっとね(笑)。