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柊子「小説執筆に演技の経験がためになりました」

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 NHK朝の連続テレビ小説「まれ」で注目を集め、映画「結婚」では結婚詐欺師役のディーン・フジオカの相棒を演じた柊子(しゅうこ)さん。今回の舞台では、ガラッと変わって、天然な見習い探偵役を披露する。

「最近は、どこか闇のある女性の役が多かったので、久々に10代の頃演じていたようなコミカルな役にチャレンジします。柴田よしきさんの『風味さんのカメラ日和』(文春文庫)の中の一篇が原案なのですが、その中にはいないオリジナルのキャラクターです。10代だから考えずに演じられた天然キャラを、20代になった今は演技の勉強をした分、勢いでは演じられなくなっているので、これまでになくむずかしいですね。でも、観客の方々がほっこりできる舞台になればと思っています」

 女優業のほかに、作詞も手がける柊子さんだが、実は初めての小説「誕生日の雨傘」が「オール讀物」12月号に掲載された。イジメにあっている14歳の少女の日々をビビッドに描いた短編である。書くという作業は、想像以上に体力勝負だったというが、

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「小説を書いて思ったのは、作詞や演技などの経験がとてもためになっていたんだなということです。スイッチの切り替えはまだまだですが、書くことも演技することもがんばっていきたいですね」

INFORMATION

Team337「ピンボケ探偵村崎ピン子」
大阪・12月8日(金)~10日(日)スタジオACT Tel.06-6359-5121
東京・2018年1月10日(水)~14日(日)赤坂RED/THEATER Tel.0570-00-3337
http://act-21.net/?page_id=1694

柊子「小説執筆に演技の経験がためになりました」

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