2022年も下半期に突入。上半期の音楽シーンを振り返ると、目立ったのはジャニーズ若手人気グループの活躍だ。先日発表された「オリコン上半期ランキング2022」のうち、音楽ソフトの売上金額を集計した「アーティスト別セールス部門トータルランキング」のトップにSnow Manが輝いた。
メガヒット連発のSnow Manだが…
金額は実に、60.1億円。50.2億円で2位の嵐に約10億円の差をつけた。3位の乃木坂46、4位のSixTONES、5位のBTSなど並み居る人気アーティストを抑えて堂々の1位となった。
しかもSnow Manは昨年に引き続き2年連続の上半期1位。2009年度より発表を開始した「アーティスト別セールス部門トータルランキング」史上、男性アーティストによる上半期2年連続1位は初の記録だという。ライブ映像作品が50万枚以上の売り上げ、シングルも80万枚以上のメガヒットを連発。さぞかし関係者も喜んでいるかと思いきや、多数の人気グループを抱えるジャニーズ事務所ならではの悩みもあるというのだ。
「ジャニーズは基本的にCDデビュー順で年次が決まります。いまだに年功序列の部分があって、先輩グループを立てなければいけないシチュエーションも多いんです。Snow ManやSixTONESの売れ行きが好調なのはもちろん喜ばしいことですが、最近は他グループと売り上げのケタが違ってしまい、内部の気まずい思いもあるそうです」(キー局音楽番組AP)
今回の「アーティスト別セールス部門トータルランキング」発表の際も、事務所側からいくつか“注意点”があったのだという。ジャニーズに詳しいアイドルライターが明かす。
「今に始まったことではないのですが特に今回は“嵐超え”というフレーズは絶対NGでした。あの嵐ですら成し遂げていない記録ですし、ランキングでも2位の嵐を上回っているので、メディアとしては嵐を引き合いに出したくなるところですが、そこは自主規制した記者やライターもいたと思います。オリコンからも『ランキングのWEB掲載はご遠慮ください』などというアナウンスがありました」